マニアから評判の良い「ワイルドスワンズ」を深掘り!人気の財布から好みが分かれる点までまとめて解説。
投稿日:2021年8月14日 | 最終更新日:2024年11月29日
【WILDSWANS:ワイルドスワンズ】は、耐久性を追求した質の高い革小物を製作する日本のブランド。
革職人である鴻野(コウノ)三兄弟によって1998年に設立され、目の肥えたレザーマニアを中心に絶大な支持を得ています。
この記事では、近年売り切れが頻発しているこちらの「ワイルドスワンズ」について、ブランドの特徴から購入前に知っておきたい“好みが分かれるポイント”まで深掘り解説していきます。
【目次】
ワイルドスワンズの「年齢層・価格帯・知名度」はどんな感じ?サクっと全まとめ。
▪購入者さんのおもな年齢層
【20代中盤~40代後半】
のブランド力よりも品質にこだわる男性からよく選ばれています。
▪財布のおもな価格帯
ミニ財布 | 25,300円~40,700円 |
二つ折り財布 | 23,650円~60,500円 |
長財布 | 40,700円~78,100円 |
ラウンドファスナー | 55,000円~98,560円 |
(※税込み)
定番商品は以上のような価格帯となっています。
ちなみに時期によっては期間限定商品が展開されており、そちらは上の価格帯を超えることもしばしばあります。
ワイルドスワンズの財布は、ほかの本格革財布ブランドに比べると全体的に「やや高価~高価」な部類となっています。
しかし割高といったことはなく、「この価格で、この品質の革製品が買えるのはむしろお得」とユーザーさん達からの評判も上々です。
▪知名度について
一般的にはあまり知られていませんが、革製品に興味がある方なら知っていることの多い、業界では比較的有名なブランドです。
また「Begin」などの人気雑誌に掲載される機会や口コミなどの影響もあり、時が経つにつれて着実にファンが増えていっています。
購入前に知っておきたい。ワイルドスワンズの好みが分かれるポイント2つ
①スーツにはあまり向かない
ワイルドスワンズの財布は、スーツに合わせて持つにはイマイチとなっています。
これからその理由について、「デザイン」と「サイズ」の2つの視点からご説明いたします。
【デザイン】
まずは「ワイルドスワンズ」の財布と、スーツ用の財布として人気のあるブランド「ガンゾ」の財布を下の写真で見比べてみましょう。
ワイルドスワンズ | ガンゾ |
いかがでしょうか?
左の「ワイルドスワンズ」の財布の方が、ぱっと見た感じでカジュアルな印象がありませんか?
一般的に革財布は直線的なフォルムだとフォーマルな雰囲気が強くなり、曲線的なフォルムだとカジュアルな雰囲気が強くなります。
そのため丸みのあるデザインが特徴の「ワイルドスワンズ」の財布は、スーツ用の財布として使うにはあまり向いていません。
【サイズ】
一般的な二つ折り財布や三つ折り財布の厚みは「2.5cm~3.0cm」が主流。
では「ワイルドスワンズ」の財布はというと…?
左の財布が「4.3cm」、右の財布が「3.5cm」と一般的なものに比べて「約0.5cm~1.8cm」も厚いサイズとなっています。
厚さ1cmが100万円の束とだいたい同じであることを考えると、いかに「ワイルドスワンズ」の財布が分厚いつくりなのかがお分かりいただけるかと思います。
これだけ財布が分厚いとパンツの後ろポケットはもちろん、スーツの内ポケットに入れて使うにはかなり不便です。
もしポケットに入れた場合は、分厚すぎてそのポケットを破壊してしまうかもしれません。
この大ボリュームのサイズ感が、「ワイルドスワンズ」の財布がスーツ向きではない2つ目の理由です。
このブランドの財布の中でもとくに薄い「SURFS(サーフス)シリーズ」がおすすめです。
こちらシリーズは「ワイルドスワンズ」がスーツ向けに製作した財布で、他のシリーズより薄さを重視したつくりとなっています。
残念ながら丸みを帯びているのでカジュアル感はありますが、ジャケットの内ポケットに収まる大きさでボリュームは控えめです。
②使いやすさは賛否両論
「ワイルドスワンズ」の財布について調査したところ、「使いにくい」といった評価がちょこちょこ見られました。
なお使い勝手の悪さについては、おもに以下の3つのポイントが指摘されています。
- カードポケットが少ない
- 全体的なデザインの問題
- 革が分厚くて硬い
(↑二つ折り財布のカードポケットが3段 ※最少クラス)
もちろんワイルドスワンズの財布の中でも「革の種類、財布の形」などによって使い勝手は大きく変わります。
それに感覚は人それぞれ違うので「むしろ使いやすい」と感じられる方も当然いらっしゃいます。
ですがほかのブランドよりも少し「使いにくい」という声が多く見られるので、使いやすさ重視して財布を選びたい時には、残念ながらワイルドスワンズの財布をオススメすることはできません。
以上の2点が、「ワイルドスワンズ」の財布の好みが分かれるポイントとなります。
この2つのポイントをお知りになり、
「やっぱり新しい財布は、ほかのブランドから選ぼうかな?」
と思われたあなたは↓の記事を参考に、ほかのブランドも検討してみてください。
それ以外の方は、引き続き当記事の「ワイルドスワンズ」についての解説をご覧ください。
どこが魅力?ワイルドスワンズの財布の注目ポイントを6つに分けて解説
マニアから高く評価されている「ワイルドスワンズ」には、いったいどんな魅力があるのでしょうか?
これから以下の6つのポイントに焦点を当て深掘りしていきます。
①丁寧に磨き上げられたコバの美しさ
ワイルドスワンズがとくに強いこだわりを持っている部分。
それが「コバ」です。
コバとは、写真の点線部分の「革の切れ端部分」のことを指します。
この部分は品質を見極める時に大切なポイントで、その処理の巧さで革製品のレベルが分かるとされています。
お寿司屋さんでたとえるなら、たまごの「玉」みたいな存在です。
それぐらい大切な部分であるコバの処理。
強いこだわりを持つと言われるワイルドスワンズの場合、いったいどのような処理がされているのでしょうか?
これからその“こだわり”を一緒に確認していきましょう。上の拡大部分にご注目下さい。
革の断面がキレイに、そしてツルツルに磨き上げられているのがお分かりいただけるでしょうか?
「イマイチよく分からなかった…」
といった方のためにもうひとつ写真をご用意いたしましたので、ぜひこちらもご覧ください。どうでしょうか?
非常になめらかに仕上げられているのが見てとれるかと思います。
これがワイルドスワンズの最大の特長でもある「美しいコバ」です。
ところで財布のコバが綺麗だと、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?
それは見た目が美しくなるのに加え、財布の耐久性が上がるところにあります。
はい、その通りです。
財布に限らず革製品はどれも、使用していればコバが割れたり剥がれ落ちたりしてしまうことがあります。
ですがコバ処理が甘ければ甘いほど、そういったトラブルが早く起こる可能性が高くなってしまいます。
ちなみにコバが割れたり剥がれたりしてしまった場合、下のようにみすぼらしい姿になります。
出典:楽天レビュー
ここまで悪い状態になってしまうと今すぐ修理に出すか、新しい財布を検討しないといけないレベルです。
ワイルドスワンズではこのようにコバが割れてしまわないように丁寧に、そして美しく処理がされています。
職人が1点1点手間と時間をかけ、何度も何度も手作業で磨き上げることにより、完璧と言えるぐらいまで仕上げています。
ワイルドスワンズのコバ処理の巧さ。
これは他のブランドを凌駕するレベルであるといっても過言ではないぐらい素晴らしい仕上がりとなっています。
この点については質にうるさいマニア達も高く評価しています。
余談ですが、彼らの中にはそのツルっとしたコバのさわり心地の良さから「この部分をなでているだけでいやされる…。」というマニアックな方もいらっしゃるようです。
②妥協せずに仕上げられた「丸コバ」
さきほどお伝えしましたように、ワイルドスワンズは「コバ」に強いこだわりを持っています。
そのこだわりは丁寧な磨きだけでなく、コバの“カタチ”にも表れています。
次はこの“カタチ”に注目しながら、ワイルドスワンズと他のブランドを比較してみましょう。写真の「⊂」部分をよく見比べてみて下さい。
するとワイルドスワンズのコバの方が、少し丸くなっているのがお分かりいただけるでしょうか?
もう少し分かりやすい写真もご用意いたしましたので、そちらも合わせてご覧ください。これが「丸コバ」と呼ばれるワイルドスワンズこだわりの技術です。
ちなみに「丸コバ」と「一般的なコバ」との違いを分かりやすくざっくりとした断面図に表すと、下のようなイメージになります。ワイルドスワンズはコバに独特の丸みをもたせるために、
- 専用の道具を使って革を切り取り、丸く形を整える。
↓ - その丸くなったコバ部分に染料を塗る。
↓ - 何度も磨き上げて完成!
といった非常に手間のかかる処理を行っているそうです。
多くのメンズ財布ブランドが顔料や樹脂を塗るだけでコバ処理を終えている中、ここまで徹底的にコバ仕上げているところは、まさに妥協しない姿勢を体現しているブランドといえます。
③足踏みミシンで行われる丁寧な縫製
ワイルドスワンズの革製品が高く評価されている理由。
それはコバだけでなく、高い縫製技術にもあります。
それでは高いと称される技術力を写真で確認してみましょう。等間隔なステッチ。
そしてまっすぐで綺麗な縫い目。
さすがマニア達から高い評価を得ているだけのことはあります。
職人さんが一針一針丁寧に、そしてしっかりと縫い合わせた様子が写真から伝わってくるかのような迫力も感じられます。
いまご覧いただいた写真は「足踏みミシン」を使って縫われた財布の一部です。
あなたはこの写真をご覧になり、どのような感想をお持ちになられましたか?
Q.「足踏みミシン」を使う理由とは?
革製品業界では「電動ミシン」を使って縫製されるのが一般的です。
しかしワイルドスワンズはあえて効率の悪いアナログな「足踏みミシン」を使用しています。
いったいなぜ時代遅れの「足踏みミシン」を使うのでしょうか?
その理由について、ワイルドスワンズは公式ブログにて以下のように答えていました。
電気を使わないアナログな足踏み式ミシンの場合、職人の感覚によって縫製スピードや強弱を微細なレベルで調節しながら進められるので、電動ミシンの短所を克服し手縫いに近い利点を持って縫製出来ます。
(出典:C.O.Wのブログ)
画一的な電動ミシンの動きでは「職人の手の延長」にはなり得ないので、感覚や感性を伝達し易い古い足踏み式のミシンの方を使用しています。
電動ミシンに比べて当然時間が掛かりますし生産効率は悪くなりますが、丈夫で長持ちする製品を作る上では、決して外すことの出来ない要素の1つです。(出典:C.O.Wのブログ)
上の文章にあった「電動ミシンの短所」とは、財布の糸が切れた時に残った糸もイッキにほどけやすくなってしまうこと。
そしてその結果、財布が長持ちしなくなることを指しています。
ワイルドスワンズが足踏みミシンを使う理由。
これを一言でまとめると「職人技を正確に製品に反映させ、耐久性を上げるため」とまとめることができます。
つまり生産効率よりもブランドコンセプトでもある「長い間愛用してもらうこと」を一番大切にした結果、足踏みミシンを採用するに至ったというわけです。
④世界中の名門がつくるレザーを採用
ワイルドスワンズが採用する革。
それは世界中の名門タンナー(※革を製造する会社)がつくった優秀なレザーです。
ですのでこの革を使って生み出される製品は素材そのものの質、つまり革質が優れています。
ここでおもな革の仕入先をまとめてご紹介いたします。
どの革も革好きの方々の間では有名で、評判の良いものばかりとなっています。
革の名称 | 会社名 | 国 |
ミネルバ・ボックス | バダラッシー・カルロ社 | イタリア |
ミネルバ・リスシオ | バダラッシー・カルロ社 | イタリア |
ブッテーロ | ワルピエ社 | イタリア |
フルグレインブライドル | ベイカー社 | イギリス |
イングリッシュブライドル | ウィケット&クレイグ社 | アメリカ |
シェルコードバン | ホーウィン社 | アメリカ |
サドルプルアップ | マシュア社 | ベルギー |
スフマート | アノネイ社 | フランス |
シュランケンカーフ | ペリンガー社 | ドイツ |
この表に載せた以外にも「ガルーシャ(エイ)・クロコダイル(ワニ)」などマニアックな革の製品もあります。
「いろんな革があるのは分かったけど、どれを選べばいいのかな…?」
と思われた方は、ぜひ定番の「フルグレインブライドル」が使用された革財布からご検討ください。
こちらは非常に耐久性に優れており、製品数も多いのでワイルドスワンズの中でも比較的入手しやすいシリーズとなっています。
ワイルドスワンズでは好みの素材を選んで注文できる「パターンオーダー」のサービスがあります。
しかし、
- 注文してから約6ヶ月以上待つ必要がある。
- 直営の店舗のみで受付している。(ネット注文不可)
- 別料金(チャージ料)がかかる。
といった条件があり、入手までのハードルがかなり高くなっています。
ですのでまずは定番の財布などを使ってみて、さらにマニアックなモノが欲しくなってからご検討されることをおすすめいたします。
⑤エイジングがたっぷり楽しめる
ワイルドスワンズが採用するレザーの中でも人気かつ定番のレザー。
それがさきほどおすすめいたしました「フルグレインブライドル」です。
ブライドルレザーの本場、イギリスのベイカー社が製造しているレザー。
通常は削られる「銀面(革の表面)」を、あえて削らずに加工されているため強度が高く、牛の生きた証でもある「血筋・トラ・シワ・バラキズ」といった荒々しい表情が楽しめる少しマニア向けの素材。
100%ナチュラル製法でつくられた、環境に優しいレザーであることも見逃せないポイント。
この「フルグレインブライドル」はワイルドな革の表情が楽しめるだけでなく、たっぷりエイジングも味わえるため、革好きの間ではとても人気のレザーとなっています。
気になるエイジング(=経年変化)の起こり方は比較的早く、大きめです。
たとえば上の写真のカラー(※ロンドンカラー)だと9カ月ほどで「左⇒右」のように色味が変化し、光沢感も増していきます。
もちろん経年変化は使う環境や頻度、メンテナンスなどでもかなり差が出てきます。
興味深いことに、使う人の手の性質によってもエイジングの仕方が変わるそうです。
きっと「乾燥した手、湿気の多い手、油分の多い手」など、人の手にもそれぞれ違った性質があるから変化にも差が出てくるのでしょう。
「あなたが使うと、どのような変化を見せてくれるのか?」
それは実際に手にされたあなたにしか分からないので、ぜひ愛用しながらエイジングを楽しんでみてください。
実はもうひとつ、「フルグレインブライドル」には特筆すべき点があります。
それはかなりの「硬さ」と「分厚さ」があるおかげで、非常に耐久性が優れていることです。
もしかすると「革が硬過ぎると、パキッと割れてしまうのでは?」といったご心配をなされるかもしれませんが、その点については大丈夫です。
この革はたっぷりとオイルが染み込んでいて、硬さの中にもしなやかさとコシがあります。
そのため革を折り曲げても、ちょっとやそっとのことで割れることはありません。
⑥どのブランドにも負けない耐久性
- コバへのこだわり
- 丁寧な縫製
- 優れた革の採用
当記事でお伝えしてきました↑これらのワイルドスワンズの魅力の集大成。
それが6つめの魅力「どのブランドにも負けない耐久性」です。
ワイルドスワンズは耐久性を高めること、そして末長く愛用してもらうことをもっとも大切にしているブランドです。
実は当記事で欠点としてお伝えしたポイントでさえ、ブランドコンセプトである「長期間の愛用」を実現するためにあります。
さきほど「あまりスーツ向きではない」と指摘した丸みを帯びたフォルム。こちらも耐久性を高めるためのものです。
角を丸くすれば、財布の受けるダメージを減らすことができます。
具体的にはポケットから出し入れする際の引っ掛かりを減らす効果。
そして先端に負荷がかかって曲がってしまうのを防ぐ効果があります。
いまあなたが使っている財布をご覧ください。
どこが傷んできていますか?
おそらく角の部分やコバの部分から傷んできているかと思います。
もしかなりの期間使用されているのであれば、下の財布のようにヒドい状態となっているかもしれません。
ワイルドスワンズはこれらの傷みやすい部分に対して劣化を未然に防ぐ工夫を施し、革製品の耐久性を飛躍的な向上させることに成功しています。
でもその高い耐久性を実現できている証拠は何かあるのでしょうか?
「革の履歴書」があります。
ワイルドスワンズの公式サイトでは、実際に長い間愛用されている革製品達が「革の履歴書」というコーナーで紹介されています。
ここに掲載されている製品達はすべて使用歴3年を越えています。
そして驚くべきことに10年以上経った今もなお現役として活躍しているものがいくつもあります。このコーナーに掲載されている数々のユーザーに愛用されてきた革製品達。
これらがワイルドスワンズ製品の高い耐久性の証明となります。
▪ワイルドスワンズの魅力まとめ
以上が革製品マニア達からも評判の良いブランド、ワイルドスワンズの「6つの魅力」の解説となります。
これを踏まえ、次はこちらのブランドが向いている人は「どんな人なのか?」、そして人気の革財布をご紹介いたします。
ワイルドスワンズはどんな人におすすめ?人気の財布も合わせてご紹介。
これまでお伝えしてきましたようにワイルドスワンズの製品は耐久性が高く、長期間愛用できるよう工夫されています。
そして財布には厚みがあり、デザインは曲線的でカジュアルな雰囲気に仕上がっています。
そのため、
- 革に強いこだわりがあり、縫製の丁寧さも気にしたい。
- 使い方は少々粗いけど、長期間同じものを愛用する。
- 高級ブランドが嫌いで、知る人知るブランドが好み。
- 「Begin・GQ・MonoMax」などの雑誌を好んで読む。
- 面倒なので、革財布のメンテナンスをあまりしたくない。
- 革を育てるのが好き。
- 普段スーツで仕事をしていない。
といった方にオススメできるブランドです。
なおサイズやデザインをご覧いただければお分かりのように、スーツ用の財布にはあまり向いていません。
とくにジャケットの内ポケットには収まらないので、そういった使い方を希望される方は他のブランドを選ばれることをオススメいたします。
ワイルドスワンズの財布で人気があるはこの4タイプ!
超人気ミニ財布シリーズ。
小銭入れのような見た目ですが、お札を折らずに収納できる機能性の高さが魅力。
ワイルドスワンズのラインナップの中でも手に入れやすい価格となっています。
公式サイトでも売り切れていることが多く、非常に入手困難なシリーズのひとつ。
「コルボ」という日本の革製品ブランドとコラボした大人気の「Warkersシリーズ」のコンパクトウォレット。
こちらも小銭入れのような見た目なのに、お札を折らずに収納できる優れもの。
ぱっと見た感じでは上の「パーム」と似ていますが、コイン入れの構造や背面カードポケットの有無など、よく見ると違いが結構あります。
たっぷり入る小銭入れが用意されている三つ折り財布。
横から見ると、ワイルドスワンズが得意としている「コバ」が何層にも重なっているように見えます。
ホワイトハウスコックスにも三つ折りの財布がありますが、ネームバリュー以外の要素「革質・コバ処理・縫製」などは、このワイルドスワンズの方が高い評価を得ています。
大迫力の大型長財布シリーズ。
他のブランドではあまり見られない形状のため、ワイルドスワンズ好きから見ればこのブランドであることは一目瞭然。
オーナー同士で出会う機会があれば、レザーについての会話が弾むことがあるかもしれません。
余談ですが、テレビ番組「有吉かりそめ天国」にて、有吉さんがチョイスしたのが当シリーズの「フルグレインブライドル」です。
▪「長い間使えること」の+αのメリット
長い間愛用できる革製品を提供しているワイルドスワンズ。
もしこちらのブランドの財布を10年間愛用できた場合、愛着がわくだけでなく意外にも節約につながります。
今からその節約効果を確かめてみましょう。
あなたが写真の「WAVEシリーズ」の財布を購入し、10年間使い続けた場合を想定してみます。ちなみにこのシリーズはワイルドスワンズの財布の中でも高価なシリーズで、その販売価格は66,000円となっています。
では下の表の 部分をご覧下さい。
ワイルドスワンズ | その他のブランド | |
購入価格 | 66,000円 | 35,000円 |
買い替え頻度 | 10年程度 | 3年程度 |
10年間の費用 | 66,000円 | 105,000円 |
10年に1回買い換える「ワイルドスワンズ」と、3年に1回の頻度で買い替える「その他のブランド」を比べると、前者の財布を買って使い続けた場合の方が3万円以上も安く済ませられることが分かります。
購入時の価格はやや高めですが、このようにワイルドスワンズの製品は長い間使うことで意外なことに節約にも役立ちます。
▪使い初めの注意点
ワイルドスワンズの財布を購入すると、↓このような木製のボビンのようなものが付いてきます。これは「スリッカー」と呼ばれるモノで、コバが傷んできた時に“のみ”使用する道具となっています。
新品時に使ってしまうと逆に劣化を早めてしまうので、しばらくの間は使用しないようにしてください。
【WILDSWANS】を検討中の方がよく見ている他ブランド一覧
(画像をタップで解説記事へ♪)
この記事を読まれた方にイチオシの厳選記事3つ
ブライドルレザー特集!寿命やお手入れ方法、傷だらけなどのトラブルからおすすめブランドまで徹底解説!
コードバン財布の選び方|おすすめ日本製ブランドTOP10も完全解説!
メンズミニ財布はここから選べば間違いなし!プチプラからハイブランドまで総まとめ35選!