ボッテガヴェネタの財布はダサいの?編み目が大きくなった時期や人気の財布も解説!
投稿日:2024年1月31日 | 最終更新日:2024年7月20日
革を編み込んだ「イントレチャートレザー」を使用した、上質で高級感のある革小物でお馴染みのボッテガ・ヴェネタ。
こちらのイタリアのハイブランドについてネットで調べていると、「ダサい」という気がかりな言葉が表示されることがあります。
しかしボッテガ・ヴェネタはダサくありません。
この記事ではそう断言できるワケと、人気のメンズ財布や編み目が大きくなった時期などについてもお伝えしていきます。
ボッテガ・ヴェネタは、レザー製品を製造・販売する小さな工房から始まった、1966年創業のイタリアの高級ブランドです。
「イントレチャート」と呼ばれる短冊状の革を編み込む技法を開発し、それを世界に広めることに成功、そして現在ではプレタポルテやジュエリーなども取扱う総合的なラグジュアリーブランドにまで成長しています。
なお2021年以降、ブランドの舵取りを担うクリエイティブディレクターは、メゾンマルジェラやカルバンクラインなどで経験を積んだ「マチュー・ブレイジー」が務めています。
ブランド名 | BOTTEGA VENETA (ボッテガ・ヴェネタ) |
設立 | 1966年 |
年齢層 | 全年齢 |
公式HP | https://www.bottegaveneta.com/ |
公式SNS | 2021年に閉鎖 |
Amazon | 楽天市場 |
yahoo! | 公式サイト |
(※公式以外は並行輸入品)
ボッテガ・ヴェネタの財布がダサくないと断言できる理由
『ボッテガの財布が欲しい』と思ってGoogleで検索すると、上の画像のように「ダサい」と表示される場合があります。
ですが、気にする必要はありません。
というのも有名なブランドほど、検索結果の「他の人はこちらも検索」でネガティブな言葉が表示されやすいからです。
たとえば「サンローラン」や「エルメス」。
この2つのブランドを検索してみると、ボッテガと同じように「ダサい」や「恥ずかしい」といったキーワードが出てきます。
しかし「サンローラン」も「エルメス」も人気があり、デザインも洗練されているため、当然ですがダサくも恥ずかしくもありません。
Q.では、どうして検索結果にネガティブなキーワード表示されるのでしょうか?
それはおそらく、
『〇〇(※ブランド名)の財布が欲しいけど、みんなにダサいって言われていないかな?』
と気になって確認している人が多いからだと考えられます。
ご存知のように、Googleの「他の人はこちらも検索」は、最初に検索したキーワード(※ここではブランド名+財布)とよく一緒に検索されているキーワードが表示されやすくなっています。
つまりそのブランドが「ダサい」、あるいは「恥ずかしい」から表示されているというわけではありません。
Q.本当にダサくない?ボッテガの財布の口コミや評判の調査結果
Q.では、本当にボッテガの財布は「ダサい」と言われていないのでしょうか?
それを確かめるためにボッテガの口コミや評判をXで調査したところ、「ダサい」とのコメントは1年に1件ある程度となっていました。
ちなみにそれとは反対に、「かっこいい」などのポジティブな意見は数多く投稿されていました。
『やっぱりボッテガの財布は安定にいいですよね!
シンプルで飽きがこなさそうだし、間違いなくかっこいい』
(出典:X)
『ボッテガの財布見てたんですけど高スンギですね欲しいなあかっこいい』
(出典:X)
『好きすぎて眺めたり撫でたり嗅いだりしてますボッテガちゃん
サイズ、色、革の柔らかさ、デザイン全てが良い。』
(出典:X)
以上の調査結果から、ボッテガの財布を持っている人はもちろん、持っていない人からも「ダサい」と言われたり思われたりしていないことが分かります。
『でもなんかダサい気がする……』
『そもそも良さがわからない……』
といった方は、残念ですがボッテガが好みに合っていない可能性が高いです。
なのでその場合は、他ブランドから新しい財布を選ばれることをおすすめします。
たとえば同じぐらいの価格帯のハイブランドなら、「ロエベ」や「ヴァレクストラ」はいかがでしょうか?
どちらも職人気質の強いラグジュアリーブランドとなっており、その品質の高さには定評があります。
あるいは本格派の革製品を展開する「ココマイスター」はいかがでしょうか?
こちらのブランドでは、ご覧のように革本来の自然な風合いを活かした「編み込みレザー」の財布が展開されています。
ボッテガのメンズ財布の調査データ「価格帯・年齢層・知名度・みんなの評判」
ここでは独自に調査した結果をもとに、ボッテガ・ヴェネタのメンズ財布の各データについてサクッとお伝えしていきます。
①「形状別」財布の価格帯
ラウンドファスナー | 126,500円~143,000円 |
長財布 | 110,000円~129,800円 |
二つ折り財布 | 77,000円~110,000円 |
ミニ財布(小銭入れ含) | 55,000円~90,200円 |
(※すべて税込)
ボッテガ・ヴェネタのメンズ財布は、グッチなどのハイブランドに比べてだいたい10,000円~30,000円ほど高価となっています。
そのため数あるハイブランドの中でも、ワンランク高級なレザーアイテムが欲しい時にイチオシです。
②年齢層ごとのおすすめ指数
10代 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆(3/10) |
20代 | ★★★★★★★☆☆☆(7/10) |
30代 | ★★★★★★★★★★(10/10) |
40代 | ★★★★★★★★★★(10/10) |
50代 | ★★★★★★★★☆☆(8/10) |
60代 | ★★★★★★★☆☆☆(7/10) |
他のハイブランドと同様に、幅広い年齢層から人気のボッテガのメンズ財布。
とくにおすすめしたい年齢層は、やはり金銭的にも余裕が出てくる20代後半~50代後半です。
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③ボッテガの知名度
ボッテガ・ヴェネタの知名度は、海外のラグジュアリーブランドの中では「並」です。
イメージとしては、「ルイ・ヴィトン」のように誰もが知っているわけでないけど、ちょっとブランドに興味がある方なら知っているレベルです。
ちなみに「イントレチャートと言えばボッテガ」と言われるぐらい、編み込みレザーがブランドアイコンとして認知されています。
ボッテガ・ヴェネタのおすすめ人気メンズ財布ランキングTOP5
▪ジップアラウンドウォレット
[出典]
BOTTEGA VENETA公式 |
ボッテガ・ヴェネタの代名詞でもある「イントレチャート」を、外装の全面にあしらった迫力満点のラウンドファスナー長財布。 柔らかくて触り心地の良い「カーフスキン」が編み込まれているため、非常に上質な手触りが感じられる仕上がりとなっています。 従来よりも太めの編み込み模様は、トレンド感もあってgood。 |
販売価格 | 126,500円(税込) |
▪カセット ジップアラウンドウォレット
[出典]
BOTTEGA VENETA公式 |
特大サイズの編み込み模様が目を引く、キャッシュレス時代に便利な縦型のミドルウォレット。 「カセット」と呼ばれる新生ボッテガ・ヴェネタを象徴するシリーズの当アイテムは、まさに実用性と高級感を両立した逸品。 気になるサイズは「縦12.0cm×横9.5cm」と、手に収まりやすくなっています。 |
販売価格 | 104,500円(税込) |
▪イントレチャート 二つ折りウォレット
[出典]
BOTTEGA VENETA公式 |
外側と内側で異なるカラーのレザーを使用して仕立てられた、お洒落なツートンカラーが好印象な二つ折り財布。 どのカラーも洗練されたイメージに仕上がっているため、持っていて「ダサい」と思われる心配がありません。 さりげなく高級ブランドの財布を持ちたい方に◎。 |
販売価格 | 82,500円(税込) |
▪カセット ジップアラウンドウォレット
[出典]
BOTTEGA VENETA公式 |
2018年から新たにクリエイティブディレクターに就任した「ダニエル・リー」氏が、ボッテガ・ヴェネタの象徴でもある「イントレチャート」を新解釈して誕生した「マキシイントレチャート」。 この巨大な編み込み模様を斜め方向から垂直方向へとシフトさせた、より新しい「イントレチャート」が採用された長財布です。 |
販売価格 | 126,500円(税込) |
▪コインパース付きロングウォレット
[出典]
BOTTEGA VENETA公式 |
ブランドアイコンの「イントレチャート」が外装から内装までグルッと続く、内側までお洒落な“かぶせタイプ”の長財布。 カードスロットが10箇所と長財布にしてはやや少なめなものの、各段の幅が広めで使いやすい配置となっています。 |
販売価格 | 126,500円(税込) |
Amazon | 楽天市場 |
yahoo! | 公式サイト |
(※公式以外は並行輸入品)
いつからボッテガの編み目が大きくなった?購入前に知っておきたいブランドの歴史
ここではボッテガ・ヴェネタを知る上で外せない、最近の歴史について簡単に解説します。
▪ボッテガ・ヴェネタを復興させた「トーマス・マイヤー」氏
ブランド滅亡の危機だった。
1980年代にアメリカ進出に失敗し、経営難に陥っていたボッテガ・ヴェネタ。
ブランドの根幹にある考え方自分のイニシャルだけで十分(When Your Own Initials Are Enough)
をねじ曲げ、製品に「BVロゴ」を付けてまで復活を試みたものの、それも失敗に終わり、1990年代には休眠状態にまで追い込まれていました。
そんなどん底状態のブランドに救いの手を差し伸べたのが、「グッチ」を有する巨大組織「ケリング(当時はグッチ・グループ)」でした。
「ケリング」はボッテガ・ヴェネタを買収し、当時エルメスで活躍していた「トーマス・マイヤー」氏をクリエイティブ・ディレクターに任命。
任命を受けたマイヤー氏は、すぐにボッテガ・ヴェネタの「BVロゴ」を廃止し、代わりにこのブランドが元来持っていた優れた職人技を活かすことにしました。
それがいまやブランドアイコンとしても知られる編み込みレザーの「イントレチャート」です。
ロゴではなく「イントレチャート」をアイコンに打ち出した新しいデザインは、世界的なファッション誌「ヴォーグ」にて「stealth wealth(目に見えない財産)」と高く評価され、セレブ達を中心に人気を集め始めます。
その後、ボッテガ・ヴェネタはマイヤー氏の手腕により順調に成長し続け、2012年には10億ドルの売上高を達成するなど、一流のラグジュアリーブランドとしての地位を確実なものとしました。
しかし2015年を境に売上は減少傾向になり、ブランドの成長がピタっと止まってしまいました。
そんな背景もあってか、2018年に17年間クリエイティブ・ディレクターを務めた「トーマス・マイヤー」氏が、ついにボッテガ・ヴェネタから去ることになりました。
▪編み目を大きくした「ダニエル・リー」氏
当時61歳だった「マイヤー」氏の後を受け継いだのは、32歳の「ダニエル・リー」氏でした。
若さが光る同氏は、イントレチャートの編み目を大きくするなど、ブランドの歴史を尊重しながらも新鮮さを取り入れたデザインを考案。
これまで保守的なイメージが強かったボッテガに新しい風を吹き込みました。
そんな「ダニエル・リー」氏が率いる新生ボッテガ・ヴェネタは、往年のファンはもちろん、流行に敏感なミレニアルズ(※20代~30代)やZ世代からも支持を獲得。
低迷していたブランドの売上を回復させることにも成功し、instagramでは「newbottega」という非公式アカウントが138万人を超えるフォロワーを集めるまでに成長しています。
そんなボッテガ・ヴェネタを復活させた「ダニエル・リー」氏ですが、2021年に突然クリエイティブディレクターを退任することが発表されました。
ちなみに退任の理由は明らかにされていません。
▪現在のボッテガを率いる「マチュー・ブレイジー」氏
「ダニエル・リー」氏の退任後は、同ブランドのナンバー2を務めていた「マチュー・ブレイジー」氏がクリエイティブディレクターに就任。
「KALIMERO(カリメロ)」と名付けられた縫い目のない新作のバケットバッグを筆頭に、高級感と実用性を兼ね備えたボッテガらしい職人技が光るレザーグッズを手掛けています。
ちなみに「カリメロ」は、あの卵の殻をかぶった黒いヒヨコのキャラクターが持っていた袋からヒントを得て生み出されたそうです。
ボッテガ・ヴェネタのまとめ
卓越した技術力を持つイタリアのラグジュアリーブランドの「ボッテガ・ヴェネタ」。
アイコニックな編み込みレザーの「イントレチャート」は、細めから太めへとリニューアルされ、よりフレッシュな印象となっています。
「ダサい・流行遅れ」などのネガティブなイメージは一切ないので、ぜひ安心してお好きなアイテムをご検討ください。
Amazon | 楽天市場 |
yahoo! | 公式サイト |
(※公式以外は並行輸入品)
[参考文献一覧]
- ボッテガ・ヴェネタ公式サイト
- wikipedia(日本語)
- wikipedia(英語)
- WWDjapan
[「ボッテガ・ヴェネタ」新クリエイティブ・ディレクターは「セリーヌ」から トーマス・マイヤーの後任]- WWDjapan
[「ボッテガ・ヴェネタ」人気の立役者、ダニエル・リーが突然の退任]- WWDjapan
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[「ボッテガ・ヴェネタ」CEOが語る “ロゴに頼らない”ブランド作り]- vogue
[トーマス・マイヤー、ボッテガ・ヴェネタを復活に導いた17年間の軌跡。]
- vogue
[ボッテガ・ヴェネタのマチュー・ブレイジーが語る、未来への処方箋]- weblio
- 長沢 伸也・小山 太郎・岩谷 昌樹・福永 輝彦
「グッチの戦略: 名門を3度よみがえらせた驚異のブランドイノベーション」
東洋経済新報社,2014