アメカジの新定番?SLOWというブランドのメンズ財布は経年変化◎
投稿日:2014年11月18日 | 最終更新日:2024年5月24日
【SLOW:スロウ】
2008年に設立された日本のアメカジ系革小物ブランド。
名前の通り「ゆっくり」モノを愉しむというスタイルを提案している。
スロウの財布はどんな財布?その特徴を掘り下げて見て行こう♪
①縫製はもちろん日本の職人が担当♪
最近の日本発のブランドの多くは、日本の職人が財布を作っています。
例えば、ハンドメイドに力を入れているモトの財布や、
女性にも人気があるHERZの財布など、
様々なブランドが日本の職人が製作しています。
もちろん、このスロウも日本の職人が製作しているので、
財布の革はしっかりと丁寧に縫い合わされています。
「中国製ではなく日本製であること。」
これは、最近人気の日本発のブランドにとって、
大切な条件なのかもしれません。
②革のナチュラル感を味わえる
スロウが採用しているほとんどの革は、
「フルベジタブルタンニンなめし」という手法でなめされた革です。
・・・って、
こんな説明をされて理解できるのは、相当な革好き野郎だけです。笑
なので、簡単にどういった革なのかザックリ見ていきましょう。
(↑イタリアのオットチェント社製フルベジタブルタンニンレザーの場合)
上の画像がフルベジタブルタンニンなめしで加工された革です。
これらは植物の力を借りて皮を革にしていく手法で作られています。
その時に使うのが、「タンニン」と呼ばれる渋成分で、
「タンニンなめし」の「タンニン」はここから来ています。
こいつを100%使って加工するから、
フルベジタブルタンニンなめしと言われるワケです。
工程はタンニンの汁に漬け込んでじっくり革に吸わせて、
腐ったり、カチカチになったりしないようにしていく感じです。
化学薬品で強引に【革】にしないので、革本来の変化や質感が楽しめ、
革好きからは人気があるなめし方なのです。
そんな自然の力で仕上がった革を、
スロウが↑のような財布という形にして販売しています。
スロウの財布の説明にはよく「自然の風合いが・・・。」
なんてことがよく言われています。
ですが、どんな具合なのかイマイチ言葉では分かりにくいと思います。
なので、次はエイジングした革財布について見ていきます。
スポンサーリンク
③エイジングを楽しめる
エイジングというのは経年変化と同じ意味で、
革が徐々に変化していくことを言います。
本格的な革財布は基本的にエイジングを楽しめるのですが、
スロウの財布も同じように得意としています。
その証拠画像を集めてきたので参考にどうぞ♪
画像は(https://www.facebook.com/slow.jp/photos_stream?ref=page_internal)
よりお借りしました。
こんな感じで、革の色が濃くなったり、ツヤが出てきたりと、
新品にはない雰囲気を楽しむことができます。
革が成長し、だんだん立派な大人になっていくような・・・。
そんな「自然の風合い」というのが、
なんとな~く感じることができたのではないでしょうか?
スロウの購入者の年齢層や価格帯、知名度について
・年齢層は?
【20代前半~40代前半】
が主な年齢層となっているようです。
女性自身が使ったり、女性からプレゼントに贈られていたりしているので、
ユニセックスな財布ブランドと言えるでしょう。
・価格帯は?
【2万円~4万5000円程度】
と日本製財布ブランドの
平均的な価格帯となっています。
ちなみに、右画像の
<シルバー925製コンチョ×手縫い>は、スロウの中で高価な4万円を
越える価格の逸品。
・知名度は低い
スロウの知名度は低いと言えるでしょう。
というのも、まだまだブランドが発祥してから時間が経っておらず、
店舗数も4店舗(2014年現在)と少ないからです。
また、「Free & Easy、2nd、Tarzan、Mono MAX、Lightning…etc.」
に掲載されたこともありますが、
財布よりも鞄が多めに取り上げられています。
これからどのようにして知名度を上げていくのかは分かりませんが、
アメカジの定番ブランドであるフラッドヘッドのように定番化するには、
まだまだ時間がかかりそうです。
スポンサーリンク
ちょっと気に入った!というあなたと一緒にSLOWの魅力をさらに分析♪
▶人気上昇中の栃木レザーも使用
SLOWの財布には、近年雑誌などでもさらに注目されている
【栃木レザー】という会社の革を使ったシリーズがあります。
そのシリーズ名は「bono」と「craft」です。
【bono】 | 【craft】 |
この栃木レザーは、国内NO.1のタンナーとよく言われています。
タンナーは皮を革にしている会社のことでしたヨネ?
そして、先ほども登場した「フルベジタブルタンニンなめし」を、
この栃木レザーも得意としています。
そんな国内最高レベルと言われるレザーは、
「エイジングを楽しめるイイ革」という高い評価をされています。
どこぞのよく分からない革を使っているということはないので、
安心して持つことができるのは◎デスネ。
▶収納力が高性能
スロウの財布は「マチ」と呼ばれる部分に工夫が見られます。
ちょっと写真で確認してみましょう。
(赤い矢印部分が「マチ」と呼ばれる。)
伸縮性がありそうな【∩】のような形をした部分が「マチ」といいます。
これがあるのとないのとでは、容量がかなり違います。
例えるなら、
500mlのペットボトルと、1000mlのペットボトルぐらいの違いがあります。笑
それぐらい違いが出る「マチ」が4つも付いていることで、
財布の収納性が普通よりかなりアップしています。
ちょうどフェリージのコロコロという財布を思い出すようなデザインですネ。
(フェリージのコロコロ:女性からも人気のデザインでマチが多い)
このふたつの財布の中身は結構似たような感じですが、
コロコロの方はカードポケットがありません。
ですので、ざっくり収納したい方はこちらの方が使いやすいでしょう。
しかし、カードはキチンと分けて収納したいという方は、
スロウタイプのマチの方が使いやすいと思います。
というのも・・・
こんな風にちゃんとカードポケットに収められて、
定期やPonta、クレジットカードなどをすぐ取り出せるからです。
あなたがどちらのタイプかお好きか考えて、
使いやすそうな方を選んでみてくださいネ。